2016年2月19日金曜日

iPhoneやiPadの映像をテレビの大画面で(みんなで)観る

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iPhoneやiPadを使っていて、こんなことありませんか?
・ iPhoneで撮影した映像をみんなで共有したい。
・ 子供が好きな番組をYouTubeのライブラリに登録して連続再生(子守)したい。
・ 大画面でiPhoneのゲームをしたい。

iPhoneはいつも自分の近くにあるもの。その手元にある映像などを、家族や友達とみんなで一緒に見たいときに、みんなで小さな画面を見るわけにはいきません。
そういう場合に、iPhoneの映像をリビングにある大型テレビなどと連携させて、みんなで映像を楽しむ方法があります。

方法としては、ケーブルを用いて有線で接続する方法と、WiFiやネットワークを通して無線で接続する方法があります。

■有線で接続する場合

再生したい場所にネットワーク環境がない場合、または無線を使った方法が難しく感じられる場合は、、有線で接続しましょう。
iPhoneやiPadにLightning - Digital AVアダプタなど(「iPhone4S以前の場合はApple Digital AVアダプタ)を接続して、その先にHDMIケーブルを接続します。
HDMIケーブルの反対側はテレビのHDMI端子に接続します。
テレビの入力をHDMIに切り替え、iPhoneからの信号を検知できれば、iPhoneの映像をテレビの画面で楽しむことができます。(HDMIケーブルが長い場合は、少々認識に時間がかかるかもしれません。)

高画質の映像をテレビで楽しめるけど、ケーブルが必要になるし、せっかくならケーブルから脱出して身軽になりたいと思われる方は、無線で接続する方法をオススメします。
さらに、有線より無線で接続する方が操作も簡単になります。

■無線(通信)でつなぐ

iPhoneから「Bluetooth」「WiFi」「DLNA」などを使って、対応機器と通信を行ないます。

Bluetoothは音楽を聴くのによく使われ、Bluetooth対応のイヤフォンを使っている方も増えてきました。しかし、Bluetoothは転送速度が遅いので、映像をスムーズに再生することは厳しいです。
再生する場所にWiFi環境があることが前提ですが、映像をテレビでワイヤレスストリーミングで再生することが、今では簡単に行なえます。
※難しい単語が並んでいますが、高度な知識は特に要りません。

● Apple / AirPlay や Apple TVを使う場合

iPhone(4以降)には「AirPlay」という機能があり、iPhoneの画面をテレビに映すこと(ミラーリング)が可能です。対応する機器としては、AirPlay 対応スピーカーやApple TVに接続されたテレビにWiFiを経由して映像を映すことができます。

まず、iPhoneで「Airplay ミラーリング」の機能をオンにします。
(AirPlay 対応デバイスを利用できる状況下にない場合は、iOS デバイスのコントロールセンターには AirPlay が表示されません。) 「コントロールセンター」を表示したら、「Airplay」をタップし、「Apple TV」などを選んで「ミラーリング」をオンにします。

詳しくは下記をご覧ください。
「AirPlay を使って iPhone、iPad、または iPod touch からコンテンツをワイヤレスでストリーミング(AirPlayミラーリング)する」

また、AirPlayを用いて、さらにFire TV StickやFire TVを使うと、iPhoneの映像以外にも、Amazonの5万タイトルを超える豊富な映画やドラマを楽しめるだけでなく、HuluやNetflixなど、すでに契約しているお好きなストリーミングサービスなども楽しめます。

詳しくは下記をご覧ください。
「Amazon Fire TVのディスプレイミラーリングを使用する」

● Google/Chromecastを使う場合

Googleからも「Chromecast」と呼ばれる製品が出ています。
AmazonのFire TVとよく比較されますが、ChromecastはAirPlayを用いず、独自の通信方式を使います。
ChromecastをテレビなどのHDMI端子に接続し、AppStoreからChromecastのアプリをダウンロードしてセッティングすると利用できます。Chromecastでは「ミラーリング」と言わず、「キャスト」と言います。
少し映像に遅延が発生することもありますが、パソコンの画面を丸ごとキャストできる機能もあるので、そういう使い方をしたい方も活用できます。

詳しくは下記をご覧ください。
「Chromecastのキャスト方法」

●PS3やPS4をお持ちの場合

PS3は「DLNA」というガイドラインに適合しているので、音声や映像のホームネットワークを作り上げることができます。DLNAのガイドラインは、DLNAに準じた機器、AV家電やパソコン、PS3などを、メーカーが違っても相互に通信ができるようになるので、iPhoneにDLNA用クライアントアプリを入れることで、ホームネットワークにiPhoneを加えることができます。

※ ただし、DLNA対応機器と言っても、バージョンが異なっていたり、正式な認証を受けていないものもあるため、すべて適合するとは限りません。

■ iPhoneの映像をテレビなどに映すことに関連するセキュリティは?

・有線で接続している場合は、接続した機器しか映りませんが、無線で接続している場合は、どこに映像が飛んで行っているかわかりにくくなります。ネットワーク内で予期せぬ場所で突然映像が流れるかもしれません。どこの機器に接続されているかを確認した上で映像を流すことが必要です。
・画面全体をテレビに映している場合は、映そうとしている映像以外の情報が流れるかもしれませんので注意が必要です
・Fire TVやChromecastは、外出時にスティック部分を持ち出して使用できますが、Amazonは2段階認証がないので、ログインに制限のある環境でないと、不用意に第三者に侵入される可能性もあります

※実際に接続する機器によって、今回ご紹介の内容に対応していない場合もありますので、必ず実際に接続する機器の仕様をご確認ください。
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