2012年2月7日火曜日

今日のネットワークは悪である

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「今日のネットワークは悪である」と、ベルリンでしばらく前におこなわれた第28回Chaos Communication Congress にてHackerspace Global Grid team のハッカーにより分散型衛星地上ステーションの構築というタイトルのプレゼンテーションで最初に発表された。




このプレゼンテーションは、既にChaos Communication Camp で新しい独立したインフラとスペースプログラムの必要性を提案していたNick Farr がリードしたもの。主な目的は、自由に検閲ができ、法的規制の無い様なインターネットにとって代われるようなネットワークを構築するということである。

しかし、どうやって?

このインフラ構築はネットワークとして小型で安価なを衛星地球に旋回させ、理想的には世界中に独立散々した地上ステーションと通信を実現させるということである。これは少し信じ難い感じがするかもしれないが、既にチームは作業を進めており、将来の一連の法的手続きをするというコンセプトも持っている。

今後、彼らは地上ステーションとリアルタイムに同期ができ、さらに地上ステーションの位置を認識し、他の測定システムと接続できるようなモジュールを構築開始したいと考えている段階で、さらに重要な用件として、衛星を追跡できること、また通信を維持できることを望んでいる。小型衛星は静止軌道まで到達しないため、一定の上空に停滞しない事から追跡をする必要がある。全ての地上ステーションは既存の測位システム(GPSのような)を使って衛星の位置を測定する。チームメンバーの一員Armin Bauer はこれを「逆GPS」と呼んでいる。

一度このネットワークが運転可能になれば、さらなる「拡大段階」のコンセプトに送信側の三角測量(Triangulation)が含まれおり、それによってデータ伝送をサポートするという究極の目標がある。

みなさんはどう思いますか?

では、彼らの成功を前提とすれば、このようなネットワークのTTL(Time to live)の値はどうなるのだろうか?世界中の政府機関がこのような法的規制の無いネットワークを傍観するであろうか?私には、とても信じがたいです。SOPAやPIPAのような法的規制が話題になる中で、将来このようなネットワークが使用可能になるでしょうか?

出典:bolg.eset.com

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページの先頭に戻る