世界中からさまざまな動画が集まる「YouTube」。オススメの動画をカテゴリ別にチェックしたり、検索キーワードを入力して動画を探したりでき、その容易さから利用者数は数十億人とも言われています。
簡易性、利便性といった面が注目されがちですが、高度な機能を多数備える点も魅力の1つでしょう。YouTubeではアカウントを作成することで、多くの機能を利用できるようになります。例えば自身で撮影した動画を投稿することが可能となります。知人間で動画を共有したり、世界中のユーザーに自慢の動画を公開したりすることができます。
YouTubeのアカウントは、Googleのアカウントと同じものを利用します。YouTubeはGoogleが運営するサービスの1つで、すでにGoogleアカウントを持っていれば、YouTubeで動画を投稿することも可能です。
YouTubeアカウントを使ってログインした場合、他にどんな機能を利用できるのでしょう。ここでは動画の画質や表示に関する機能について紹介します。
動画の画質を変更する
YouTubeアカウントでログインすることで利用できる機能の1つに、「動画の画質調整」があります。
インターネット回線を経由して動画を再生する場合、接続状況によってはスムーズに再生できないことが起こりえます。特に動きの激しい動画や映像が高品質なものなどは回線の負荷が大きく、映像がカクカクしてしまうことが間々あります。
そこでYouTubeでは、動画の画質を落とすことでスムーズに再生できるようにする機能を備えています。画質が落ちるため、多少見にくい点があるかもしれませんが、カクカクや映像が途切れるといったことが頻発するのを防げます。
一方で、高速な回線を利用するユーザーに対しては、高品位な「HD画質」で再生するよう設定することもできます。
やりかたは、まずYouTubeにログインします。Googleのメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
ログイン後、画面右上に表示される人型のアイコンをクリックします。するとメニューが表示されるので、メニュー内にある「YouTubeの設定」をクリックします。続けて、画面左側のメニューにある「再生方法」をクリックします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgr-YCqtwzhjC0dM5GSSVZf030tIxowoCMm4oiJaiiuDWEpZrbz9w4XQlyqfHALSoNU0hCBuFkfn-340m5yAr-hl40w4tYsTgNAmemucJzcVhLsan7KEkOKqPmmZOtYizsC-IM8P9Adz2HF/s400/01.png)
ここで「動画の再生画質」を選択できます。「常に接続速度とプレーヤーサイズに最適な画質を使用する」にチェックを入れると、YouTubeが自動で接続状況や動画を表示するサイズに見合う画質に調整します。
「接続速度が遅いので今後動画を高画質で再生しない」にチェックを入れると、回線や動画を表示するサイズを問わず、画質を落として再生できるようになります。設定を変更後、「保存」をクリックします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwysv3896yYDvZYCQJpHp_htEbKZ0MI59VDS43O-l8mE99aT-7mJXTVJhW5u7F2G2AwTzEd0CzPES4TaEfy0JTtf0BmXp374KKgmCD7dEXyxmVpJoVWKs2jytNd3AYzHbDocbIob0RsBiq/s640/02.png)
実際に画質を落として再生してみたところ、再生する動画によっては多少カクカクする場面がありましたが、総じてスムーズに再生していました。外出先などの回線状況が悪い場合、低速な無線LANを利用している場合などは、画質を落とすことで映像が途切れることなく再生できます。状況に応じて使い分けられるようにしておくとよいでしょう。
アノテーションを活用する
YouTubeでは、再生する動画の上にテキストを付与することができます。これを「アノテーション」と呼びます。テキストを使って動画を解説する、目次として利用する、テキストをクリックして関連するWebサイトを表示させる、続きとなる動画へ誘導するなどの用途を想定します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiKAIiPTkmifbDEJ4QNsGBI8H7NXC0_dblBtWBIVf_d29t6D1nsyfkK-Bw9SDiCEv6vbrUNGI49jhdh5kWfyoN69Tmu6YDKURKFXOx28egt3ujXj5Qgl158M8VOHqISHvBLTPRAf1L60LzH/s400/03.png)
動画の画質を変更した手順同様、「再生方法」をクリックし、「アノテーション」にある「動画にアノテーションを表示する」のチェックを入れる(外す)ことで設定を変更できます。なお、テキストを付与するのは、自身が公開する動画に限ります。他のユーザーが公開する動画に対して勝手にテキストなどを挿入することはできません。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgkpY6hBUBi_4O1QEbFgwHHtcWcYJVYA6c00G7RcWfqZjogiys862J_6mC3j1axfp4AvFF7z35OTP3cmXq2VnOYWzGh99TeWKxcAyKxx3fyYTI_4ZcJ_deR1ALLqlePiEqO3T_8WK9P0vgJ/s640/04.png)
字幕を利用する
動画内の音声をもとに自動で翻訳する機能も備えます。海外から投稿された動画の多くが外国語であるため、何を言っているのか分からない、というケースがほとんどでしょう。しかし字幕機能を活用すれば、音声を翻訳し、字幕として読めるようになります。もちろん、すべての音声を正確に訳せるわけではありません。精度は必ずしも高くないですが、音声を理解するための補足として利用するだけでも十分価値があるでしょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjELA3aoV0gY7IpV4SgAl5rIzBADPtKB1d0eDbuxdb8v4uplmxA5awAyeOnxVOvx7Na7RFb5K94zZA9wFryFFEiwfYoQlwgOWeKfBnT3FEQ0otN2ZS_uAO2hBWHEJk-coh_3ze1Y_4mk3WM/s640/05.png)
字幕を有効にするには、表示する動画の右下にある「字幕(キャプション)」アイコンをクリックし、「字幕を翻訳」をクリック。日本語を選択して「OK」をクリックすると日本語字幕が表示されます。
なお、字幕機能はiPadやiPhone用アプリ「YouTube」でも利用できます。動画を再生し、端末を横向きにして表示されると、再生時間の横に「CC」というアイコンが表示されます。これをタップし、言語を指定すると字幕が表示されるようになります。アプリを使った場合、YouTubeにログインしなくても字幕を表示させることは可能です。