今年、最も日本のITセキュリティ業界で話題となっているのが「LINE乗っ取り」です。当ブログでも、過去4回に渡って特集してきました。
最終回である今回は、LINEのアカウントを乗っ取られないようにするための対策をまとめていきます。
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■【対策１】PINコードを設定する
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第4回「PINコード必須化」でもご紹介したように、9月22日よりPINコードの設定は必須になっています。
これは、端末で使用する初回のみ、メールとパスワードに加えて四文字のPINコードも入力することで、アカウント乗っ取り防止を強化するものです。ただし、2014年10月の時点においては、メールアドレス未登録の人やFacebookログインの人は対象から外れています。
PINコード設定方法は、こちらにまとめてありますので、ご覧ください。
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■【対策２】他SNSと同じパスワードを使わない
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第2回「なぜ被害が起きているのか」でもご紹介したように、最も想定されるLINE乗っ取り手口として「パスワードの使い回し」が挙げられます。
これは、例えばFacebookやmixiなどの他のWebサービスと同じパスワードを使うことで、他のサービスがハックされてしまうと同時に、LINEのパスワードも第三者に知られてしまう可能性を意味します。
LINEだけでなく、他のサイトもそうですが、複数サイトで同じパスワードを使いまわさないようにすることが大切です。
見破られにくいパスワードの作成方法は、過去記事（億年単位で破られない強固なパスワードの作り方）を参考にしてください。
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■【対策３】他端末ログイン許可をオフ
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LINEには、スマートフォンなどの端末の他にパソコンからログインできる機能があります（Facebookログインユーザーは使えません）。
スマホが無くてもLINEが使えてとても便利な機能ですが、普段はスマホだけでLINEを使っているという人は、PC版は使わないほうが無難でしょう。
また、「設定→アカウント管理」の「他端末ログイン許可」をオフにすることで、パソコンを含む他の端末でログインすることができなくなり、セキュリティ上も有効といえます。詳しくは、こちら をご覧ください。
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■【対策４】LINEのアプリにパスコードをつける
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これは、LINEのアプリを起動させる際に4桁のパスコードを入力することで、セキュリティを高めるものです。設定方法は、「設定→プライバシー管理」の「パスコードロック」をオンにすることで、4桁のパスコードを設定できます。
会社の離席中にスマホを誰かにいじられた、家庭内で家族にLINEの内容を覗き見された、というケースを防ぐためにも設定をしておくと安心な機能です。
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■【対策５】メールアドレス、電話番号の登録を
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LINEはメールアドレスや電話番号を登録しなくても使えますが、登録しておくほうが色々と便利です。
例えば、メールアドレスを登録すれば、LINEをアンインストールしたり、新しいスマホに買い替えた場合にも、引き続きデータを引き継いで使うことができます。
また、電話番号の登録により、もしも乗っ取られてパスワードを勝手に変更されてしまっても、問題報告フォームから相談すれば対応してもらえる可能性があります。それぞれ設定は、LINEの「設定」画面から行うことができます。
いかがでしたか？
5回に渡り、LINE乗っ取りの危険性についてご紹介してきました。
LINEアカウント乗っ取りは、今年6月以来、今でもまだ発生しています。アカウント乗っ取られる前に対策を各自行っておくことが、乗っ取り減少の近道となります。LINE特集を参考に、安全なLINEライフをお楽しみください。
