2015年8月31日月曜日

Win10導入チャート (4)いま使っているWinは安定しているし、このままで十分という人にもWin10はおすすめ~いっしょにセキュリティもアップデート

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いま、どのバージョンのWindows OSを使われていますか?

おそらくWindows7の方がまだ多いと思われますが、Windows8や8.1、中にはVistaやもしかしたらXPの方もおられるかもしれませんね。
いま使っているWindowsはこのままで十分という方でも、対応したデスクトップアプリ、周辺機器のサポートがいずれ更新されなくなります。
これから順次、Windows10対応のアプリも増えてくるので、いつかはWindows10に切り替える時が来ます。そして、7月29日から1年間はWindows7/8.1の方には無償アップグレードが可能な期間なので、準備が整ったらWindows10にアップグレードするのをオススメします。

Windows10は「最後のWindows」と称されています。というのは、「Windows as a Service」という言葉通り、OSをサービスとして取り扱うように展開されていくことが発表されているからです。Windows10以降のOSは今のところ予定されておらず、機能改善や追加、セキュリティホールなどが発見された時のアップデートも自動更新されていきます。

いま古いOSを使っている方がWindows10を導入することになれば、新機能はもちろんですが、従来から継続された機能が気になるところですね。

Windows10にアップグレード後に、今まで気に入っていた機能がWindows10になってそのまま使えるか、特にWindowsを仕事で使っている方には以前と変わりなく作業できるかが気になるところだと思います。
セキュリティ機能で変わったところを中心に解説を加えていますので、参考にしてください。

「Microsoft Passport」と「Windows Hello」/ログイン認証が強化されました

パスワードマネージャー的な位置づけの「Microsoft Passport」は、WindowsのログインだけでなくMicrosoft Passportに対応したウェブサイトであれば、パスワード入力しないでも安全にログインできます。

そして、指紋認証や虹彩認証、顔を利用した生体認証である「Windows Hello」と組み合わせることができます。顔や眼球の虹彩を認識できるデバイスも増えていく予定で、指紋認証の場合は、すでにデバイスに搭載されている指紋センサーを使用できます。顔および虹彩認証では、専用のソフトウエアとハードウエアを用いることになります。Windows Helloの生体データはローカルデバイス内に保存されます。

「Microsoft Passport」では、Microsoftアカウント、Active Directoryアカウント、Microsoft Azure Active Directory (AD) アカウント、Fast ID Online (FIDO) 認証をサポートする Microsoft以外のサービスでユーザー認証できます。
「Windows Hello」の代わりにPINでの認証も可能です。

Bitlockerドライブ暗号化に対応しています

Windows10では「Bitlockerドライブ暗号化」に対応しているので、ハードディスクの暗号化が可能になっています。
また、Xbox Oneのゲームストリーミングにも対応していますが、ゲームストリーミングはセキュリティ面で「穴」を開けないといけないので、少し注意が必要です。

Windows Defender/セキュリティが強化

Windows標準のアンチウイルスソフトとして、「Windows Defender」はVista時代からWindowsに導入されていますが、Windows 8/8.1からは、包括的にマルウェア保護を対策できるアンチウイルスソフトへと進化しました。

ただ、Windows Defenderはセキュリティとしては完璧な物ではないと言われ、無償アップグレード期間は、いろいろな部分が改善中でもあり、Windows10としてもある程度「不安定な状態」と言えるので、ウイルスの攻撃の対象になったり、改善を装った詐欺などが発生することが想定されます。 Windows10対応のウイルス対策ソフトやセキュリティソフトを個別にインストールしておいた方が安心です。

ESETはWindows10に対応しています。

ユーザーインターフェース/デザインがわかりやすい、作業しやすい

・スタートメニュー
Windows7であったような「ちゃんとスタートボタンがある」スタートメニューに加え、Windows8/8.1で採用されたModernUIモードのタイルメニューも使えます。

・仮想デスクトップ
複数のアプリを使って同時に作業する場合に、さらに別の作業も同時進行させたい時、作業ごとにデスクトップを区分けして表示できます。Androidの画面を左右にフリックすると出現するようなイメージのデスクトップです。Windows8/8.1であったようなWindowsStoreアプリもウインドウ化したUIで利用できます。

・Windows10では、アプリの概念が増えました
Windows7以前のイメージそのもののデスクトップアプリだけでなく、Windows8で登場したWindowsStoreアプリや、WindowsPhoneアプリも利用できます。それぞれのアプリの互換には制限がありますが、1画面に最大で4つのアプリを分割して表示することができます。

ブラウザが「Microsoft Edge」に

ブラウザは、おそらく日常的に一番使用する機能のはず。初めて搭載された「Microsoft Edge」と、プラグインなどの対応期間確保などのため「Internet Explorer11」も付属します。Adobe Flash PlayerもEdgeで使用できます。

また、EdgeはChromeからブックマークをインポートできるので、Edgeが気に入った場合、Chromeユーザーも大変興味をそそられることと思います。 もちろん、Google Chromeなど多様のブラウザもインストールして利用できます。

周辺機器の対応は機器のメーカー次第

Windows10は、まだ出始めの時期なので対応デバイスとの板挟みになってしまうドライバやユーティリティで、対応できている/できていないが混在しています。 ただ、小規模の不具合の場合は、再起動を何度かすると直る事例もありますので、困った時には試してみると良いかもしれません。

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