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2013年6月7日金曜日
公衆無線LANを安全に使う4つのコツ
様々なWi-Fiスポットが登場し、ビジネスシーンのみならず日常的な利用でも、公衆無線LANを利用することが多くなりました。
しかし、Wi-Fiスポットの中には必ずしも安全ではないものも多く、ややをもすれば個人情報や決済情報などが盗まれる危険もあります。今回は、公衆無線LANを正しく利用するために、守るべき4つのポイントをまとめました。
1.ファイルやプリンタの共有設定を解除する
ファイルとプリンターの共有は最も重要な設定のひとつです。これを設定し忘れたままだと、同じ公衆無線LANを利用している他のユーザーが、マイネットワーク上から簡単にあなたのパソコンにアクセスし、ファイルを参照することができます。
これを防ぐには、ファイルやプリンタの共有設定を解除しなければなりません。解除する方法は、「コントロールパネル」から「ネットワークとインターネット」、「ネットワークと共有センター」、「共有の詳細設定」と進んだページにある設定を変更します。
WindowsではWi-Fi接続を「ホーム」「パブリック」と分けていますから、それぞれの用途でファイルとプリンターの共有を「無効」にするなどして、共有設定を解除しましょう。
2.ファイアウォールを設定する
ユーザーが意図しない形での攻撃を防ぐための一般的な方法としてファイアウォールの設定があります。
セキュリティ設定で一般的なファイアウォールは、ほとんどの場合、設定された状態であることが多いですが、稀にファイアウォールを解除してしまっている場合があります。改めて外部のWi-Fiに接続するときにはファイアウォールを設定しているか確認しましょう。
ファイアウォールの設定は、「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」、「Windows ファイアウォール」と進んだページにあります。安全な設定にするためには、「推奨設定を使用します」のボタンを押します。
3. ログイン情報などの入力ではSSL通信を利用する
決済情報を入力したり、ログイン情報を入力したりする場合には、SSL通信を利用することも有効です。
SSL通信とは、暗号化通信とも呼ばれる通信方法の一つで、自分のPCとサーバーとの通信を暗号化することで、第三者が読み取りできないようにすることです。
例えばGmailでは標準でSSLを利用した接続に対応しています。SSL経由で接続しているかどうかを確認するためには、ブラウザのアドレスバーを確認します。例えばGoogle Chromeであれば、下のように鍵マークがついた形になります。
その他のブラウザでも、同様のデザインになるほか、「http」の場所が「https」となるなど、SSLで通信していることがわかるようになっています。
4.他人の提供するWi-Fiに無断で利用しない
テザリングなどがスマートフォンで可能になり、テザリングされたWi-Fiスポットが市街地などでも散見されるようになりました。
移動中の電車やバスなどでも、WEPやWPAによるセキュリティがかかっていないWi-Fiが見つかることがあります。しかし、これらのWi-Fiに無断で接続するのは、危険が多いとしか言いようがありません。
悪意のあるユーザーが提供するWi-Fiだった場合は、上記のセキュリティ対策をしていても、セキュリティホールを突いてPCの情報を収集されるおそれがあります。
また、どのサイトを閲覧したかなどの情報は、どちらにせよWi-Fiスポットの提供者には与えてしまうことになります。接続するのは、公衆無線LAN提供事業者のものなど、提供者が分かっていて安全なものに限りましょう。
いかがでしたか?これらの設定をしておくだけでもかなり情報漏洩リスクを軽減できますので、ぜひ活用してみてくださいね!