iPhoneの文字入力、意外と不便ですよね。キーボードを複数登録していると、トグルさせて表示するのにイライラしたり、綴りの間違いを正してくれるオートコレクト機能は意に反した変換結果を導き、思わぬ誤解の元になることもあります。
日本語変換アプリを選べるAndroidと違って、iPhoneは標準の日本語変換アプリしか選べません。残念ながら、この標準アプリは学習能力があまりよくないので、イライラを加速させてしまうのです。
たとえば、携帯電話からiPhoneに乗り換えた人なら、「あああ」と入力すれば「111」と変換できると期待してしまいますが、それもスムーズにはいきません。今回は、「ユーザー辞書機能」を使ってiPhoneの文字変換でのイライラを解消させる小技をご紹介しましょう。
■よく使う定型文を辞書登録しよう
iPhoneの日本語変換アプリは、デフォルトのままだと使い勝手がよくないので、メールの挨拶文など、よく使う言葉はiPhoneの「ユーザ辞書」に登録しておくと、入力がグンと楽になります。
たとえば、メールでよく使う「お世話になっております、ESETのブログ太郎です。」を登録してみましょう。
1)「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」を開き、右上の+マークをクリック、単語に「お世話になっております、ESETのブログ太郎です。」、よみに「おせわ」を入力、保存します。
2)メールなどの文字入力モードで「おせわ」とタイプします。変換候補に「お世話になっております、ESETのブログ太郎です。」が登場します。
■辞書登録しておくと便利なワード
例のように、メールのあいさつ文を辞書登録しておくと、とくにiPhoneのようなチマチマした入力環境では、とても便利に感じます。
あいさつ文のほかに、以下のワードも登録しておくと便利です。
【iPhoneのユーザ辞書登録おすすめワード】
◯よく使う郵便番号や住所、電話番号
例)単語「999-9999」 よみ「ゆう」
例)単語「東京都XXX区XXX町123-45」 よみ「じゅう」
例)単語「080-000-0000」 よみ「で」
◯よく使うメールアドレス
例)単語「blogtaro@security-soft.com」 よみ「めあど」
◯矢印
矢印を表示させるのに「やじるし」といちいち入力するのは面倒。フリック入力で直感的に入力できるようにするには、以下の方法が便利です。
例)単語「↑」 よみ「なか」
単語「←」 よみ「なた」
単語「→」 よみ「なは」
単語「↓」 よみ「なや」
フリック入力で中心となる「な」を基準に、上下左右に入力することで矢印を表示。
いかがでしたか。
他にも顔文字など、自分の使用頻度に応じて辞書登録をすると、よりiPhoneが使いやすくなりますよ。ぜひお試しください。