2014年12月12日金曜日

LINE特集⑦〜子供の利用編〜【性犯罪の被害状況】

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夏休みや冬休み、連休などは家族で遊びに出かけたり、旅行に行ったりと楽しい計画を立てますよね。子供も子供同士友達と出かけたり、旅行や相手の家にお泊まりに行ったりと予定が目白押しだと思います。

そんな時に、もし子供が自分の知らない人と出かけようとしていたら「どこで知り合った人」なのかを一度確認したほうがいいかもしれません。


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■LINE等無料通話アプリによる性犯罪
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警察庁によるとスマートフォンを持つ18歳未満の子供が交流サイトを通じて性犯罪を受けた事件が2012年で160人だったのに対し、2013年は741人、2014年は1月〜6月の半年間だけで698人と被害が急増し続けています。被害に遭いそうになった子供だけでも数えきれない人数がいるでしょう。

多くの事件は「LINEで知り合った」や「LINEでのやり取りで」などと報道されていますが、LINEには「出会い系」のような、見知らぬ人との出会いを助長するような機能はありません。あくまで連絡ツールなのです。

しかし利用者がIDを設定していれば、名前や電話番号、アドレスなど個人情報を明らかにすることなく直接気軽に連絡を取り合うことができます。

そこで出会い系アプリや非公式の掲示板にIDを公開し合い、安易にIDを交換し交流することで、そこから子供が犯罪に巻き込まれるケースが多発しているのです。

被害者の大半が利用していたLINEでは現在18歳未満のユーザーは全てのキャリアでID検索が利用できなくなりました。さらに、プライバシー管理の「IDの検索を許可」が自動的にオフになります。ID以外での友達追加機能は通常通り利用可能です。


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■親子で話し合う場を
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今やスマートフォンは中高生にはなくてはならないツールになっています。早い子では小学生から利用している子もいるでしょう。

スマホがないと仲間はずれにされてしまうなどとお願いされるとつい与えてしまいがちですが、利用させるからには常日頃親子でのコミュニケーションの場を設け、少しでも子供が誤った方向に向かわない様、未然に防いでいくことが大切だと思います。


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